2021-11-01から1ヶ月間の記事一覧
煙に巻かれた僕の心には 常に不安があって 不安じゃない時なんて言うのは いつからかなくなってしまい これから先もないと思うのです。 人間の怠惰で根雪が遅れるように 僕の怠惰で将来の不安が 積もりにくくなってしまっています。
少し疲れたのですが、 心を一度無にして 穢れた道を少し進まなければいけません。 どうか今の僕が 少し前の僕と変わらないままでいてください。 理解できないモノに一番ワクワクしている 僕でいてください。祈ってます。
出来損ないな自分にイラついては 悲しみの雨が降り続いていて 今日もまた路肩を流れる泥水のように 排水溝へ流れていくようです。 現実はあまりにも無情で できることなら一刻も早く 海を彷徨う回遊魚にでもなりたい。
晴れた日の波打ち際のように 変わり映えしない日々を 過ぎていく刹那の中に 確かに悔しさがそこにあるのです。 僕はそれに気づきながら それと同化してしまわないように 同じ椅子を取り合わないように 何をしていくのかを 我儘な飼い猫のように吟味するので…
小さな木造船を櫂を使って 漕いで進むように 不確かな未来へ舵を切っているのだと 感づいているのです。 そろそろ恥ずかしさや羞恥心を過去に捨てて 堂々と表現をさらすことができるように やっていきます。
赤いバラのように凛とした表情と 高い集中力で魅せる表現は 表現者にとってお手本であり 最も大事な礎だと思わせてくれました。 美しく綺麗なドレス姿を観て 僕の右眼から涙が一滴また一滴と 頬を伝っていくのを感じられて この世界線に偶然居合わせれたこと…
発芽から支柱に支えられて ぐんぐんと伸びて 枯れる頃には次の種を多く残す朝顔のように もしくは綿毛を飛ばして増えてくたんぽぽのように 次から次へとやりたいと思うことが 湧き水のように出てくることが どれだけ幸せなことだろうか。 今の僕には少し難し…
人混みを避けて生活していますと 雑踏の中に入ったときに 拒絶的恐怖を感じるのです。 歩くのが早い屍が 猪の如く我が物顔で 接近してくるそれは 僕にとって圧倒的になれないもので 間違いなく違う生き物だと 思わざるを得ないのです。 こんなものまでを許容…
前後に控えた慣れてない人付き合いで 一番楽しみたいことをその瞬間に楽しめず 僕を覆う後ろめたさは今日の空模様のようでした。 ですが、意を決して終わってみるとそれはそれで 何だかんだ楽しく 時は金なりとはこのことなのでしょうと 経験値不足の僕はこ…
知らなかった街の知らない景色が 新しくも懐かしく新鮮であり 同じ町にあるとは思えない 何にも言い難い感覚だったのです。 その街中を交じり合うとは思っていなかった彼と いつかの日々に感じていたころと同じ気持ちで 似たことを感じながら ペダルを漕いで…
自分だったり他人の悲しみに 少しより添えるような 曲を書いていきたい。 これからずっと。
木の枝先を雪が積もったように 白く照らす街灯が 到来の遅くなった季節に 挨拶をしているようで 悲しくなってしまったのです。 気づいたころには変り果て おかしくなった世の中に 街の自然や人工物も 何か言いたげなのです。
やはりこれまでの僕の人生は 全てが音楽で 音楽が全てだったのです。 信じられることは音楽だけで、 それを押し殺してまで 普通の型に無理矢理 当てはめて生きていきたいとは思わないのです。
自分の大切な何かを犠牲にしてまで 他の誰かと同じことを無理に しなければならないのだろうか。 自分の中の一本の太い幹を 無理矢理捻じ曲げようとしても 根の部分は折れないし 捻じ曲がらないだろうと 信じているのです。 いつまでも。
心に余裕がなくなってきたと 自覚するころには もう空気が我慢できずに 初雪が近づいてくるのです。 切羽詰まった季節の風物詩の遅刻に 世間は競おうとするのですが、 そこはもっと危機感を持つべきではと 思っています。
しばらく離れすぎていた社会に一歩戻ると まるで自分が取り残された動物のように 思えてしまうのです。 実際取り残されているのですが。 僕は未だに街の中心で暮らしたいのか 森の近くで暮らしたいのか 決心がついていないみたいなのです。
赤く染まった落ち葉もどこかへ行き 山の木々は冬に備えるかのように 眠りに就き始めたのです。 不思議と過ぎていく時間の速さについて ゆっくりとお茶でも飲みながら 解き明かしたいのですが そうしている間にも 次の年が足踏みをして待ち構えているのです。
いつも人に言っていたり思っていることを つかず離れず隣にいてくれる彼に モンスーンのように言われて 季節を何個も遡りたくなったのです。 少しでも希望のような言葉を 言えていたのかすら曖昧で やっと自分らしくその場で 反省することができたように思う…
最近湧き水のように溢れたような幸せだったりが 見えなくしていたものが 忘れかけていた何かであり 僕の中で大切な孤独だったことを 思い出せたのです。 少し安心しました。
僕以外間違いか僕が間違いかそんなことを雑踏の中繰り返し考えてしまったのです。身も蓋もないようなことを言えば何でもよくなってしまうからこそそこの答えに手を伸ばして掴んでみたいのです。
季節の糸を緩ませる風と 幼い時を最後に忘れていた 季節へのワクワクとが合わさって 自分に潜む現実を見失ってしまいました。 木にまとわりついた葉の色が 落ちずに変わっていく理由を 考えていましたら 風に流されてしまったことも 僕が現実を見失った理由…
街に近づけば 近づけば 雲はおもむろに照らされて 自然とは乖離していくようで 今すぐ街を飛び出したくなったのです。 月の光と情景を重ねていた 静止した夜を過ごしていた人々の 何とロマンティックたるや。
現実はそう簡単に受け入れてくれたりは しないかもしれませんが 川の流れの中で腰を据える石のように 不確かな自信を持ったままでいいのだと 不確かながらに思ったのでした。 時間が経っても変わらずにワクワクしながら また相変わらず馬鹿なことを し続けて…
年の終わりと節目の終わりが 夜の海で導く灯台のように 見えてくるのを 少し実感してしまいました。 失いたくないことも 社会という荒波にもまれて 削り取られてしまうのかと 不安になりますが いつしかまた訪れるモラトリアムを 密かに期待して その時にま…
少しのことでトビウオのようにライズする 僕は何て単純なんだと思うのは 何度目のことだろうか。 そんな少しの浮つきで 対した内容でもないのに 誰かにわざわざ電話してしまったのは 自分らしくなかったのではないだろうか。 一度踏みとどまって 何となく感…
夕方の日が落ち切って月が顔をのぞかせる頃 外には悲しみ成分の空気が充満していて その中を何かを振り切るように走るのですが 悲しみ成分が重くのしかかって 呼吸は乱れて視界は霞むのです。 すれ違う車は無表情だけど 排気ガスにはどこか悲しみ成分が 含ま…
吐息も白くなる時期 次が最後の雪化粧と思っていた僕は 初雪の時には何を思うのだろうか。 ここ最近の悔しさも罪深さも 早く雪に埋めて忘れたくなるけれど、 きちんと飲み込めるように嚙み砕いて これからの新しい冬を乗りこなしたいのです。
自分の中にある確信のない自信を 僕と同じように持っている人が 東京という街には無数にいることを 人づてに知ったのでした。 そんな人たちが一堂に会するだけじゃなく 思い切りぶつかり合って生まれる何かが 化学反応のように 出てきてもいいように思うので…