2020-04-01から1ヶ月間の記事一覧

No title

変色   言葉の一人遊び

ここ最近の僕はもう僕じゃない。 僕の心のマントルは変わっていないのに 僕の表面は変色してしまった。 月と僕の距離間隔は近づいたり遠くなったりで そのせいで変わってしまったのかな。 このままでいいのかな。 僕が夜に帰ってこれたのは 久しぶりに会えた…

知らぬ顔

いつもと同じ決まった道を 少し変えてみる。 当然知らない顔とご対面するのだけど こんな道にそれは似合わないかも。 まるで東京の様に輝く細い道だけど 不格好だからまだまだそのままだよ と一言言って僕はその場をスーッと 自転車で駆け抜けて行きました。

釣り

海と向き合って会話をした。 海は何も話してくれないけど 何かを気づかせてくれるように 風と雨を使って教えてくれる。 そのことに薄々感づきながらも 気づかないフリをしてしまったから 僕には釣れる魚がいなかった。

2人

僕は時間は永遠にあると 勘違いしている。 もう一人の僕は 時間は永遠ではないことに 気づいてる。 本心は理想を信じたいけど 本当はもう時間なんてないのだよ。

テレビ塔

街中の様子が変わった。 明かりがなくなり 静まり返る異様な光景が ”日常”へとすり替えられてしまった。 しかし テレビ塔だけは真実として そこに立っている。 僕に何かあったら教えてほしい。 テレビ塔だけが気づけること。

時代

時代に生きるというのは 荒波の中を泳いでいくことだと勝手に 思い込んでいたけど、 周回遅れでも辿り着けさえすれば 生きていることになるのだと 気づいたのです。

模範解答

みんなが朝に起きるころ 僕は眠りに就き みんなが眠りに就くころ 僕は目を覚ます みんなが泣けば 僕は笑うし みんなが笑えば 僕は誰にも気づかれないように 木陰で一人悲しみに暮れる そんな生き方だからだろうか。 模範解答がわからないのは。

不気味さ

街から灯りがなくなる 都市の象徴のような存在であるPARUKOの ライトもついていない。 夜は強い風が吹くと 音を立てずに黒い影が電柱に降り立つ 街の不気味さにカラスも動揺したのだろうか。

朝が来るのが怖かったのに 今では気づくと恋人のふりをして 僕の隣に寄りかかってくる 来るならもっと 2千年前とか46億年前から 教えてくれたらいいのに。

眼鏡

汚れの残った眼鏡で見える景色と あなたが今見えてる景色はきっと同じ だから僕は眼鏡を置きます。 朝になれば 汚れはなくなっているから。

天気

独りには慣れているからね と告げる僕の背中には 明日の陽が射す 寂しさには慣れているからね と語る僕の上には曇り空 淋しさには慣れているからね と心に溜め込む僕には 雨が寄り添って 日常の雑音の中へ連れていってくれるのです

もう過去の色づいたものからは目を背けます。 毎日のように夢が悪戯をしてくるけれど、 それでもただ前を見るしかないのです。 僕の背中に もう夢はありません。

兎と亀

みんなは簡単に前へ前へ進んでいける 兎のような速さで。 僕はのろのろと蛇行して道に迷いながら進んでいる 亀のような速さで。 彼らはゴール前なんかで止まらない。 でも、一歩でも進んでいれば いつかは辿り着けるだろう。

静寂

川の流れが止まり 夜の静寂に紛れているような時に 何もできないことがただもどかしく虚しい。 だけど、今が僕にとって足踏みしていた時間を 取り戻すのに絶好の機会なのです。 この川の主を釣り上げれるように じっと待ち、耐え、そして時が来るのです。

方向

今日は進めたのだろうか。 進めたとして 仮に方向が違えば それは進んだことになるんだろうか。 時間はない。

進化

時が進んでも 立ち止まっていたら それは後退。 時が進むのと 同じ速さで進むことができれば それは現状維持。 時が進む速さの 2倍で進めて 初めて進化と言える。 今はどれ? ただ進むしかないのです ひたすらに。

月と雲

爪が伸びる速さと時の流れにずれが生じてる。 この前切ったばかりの爪はまだ 切った分の半分しか伸びていないのに あっという間に時は過ぎ去っていった。 満月が余韻を匂わせながら 雲の隙間で見え隠れする。

一人

君と僕が今でも一緒になれるのは 僕らがお互いに一人だったから。 ただそれだけ。 このことをいつもの場所で思い出すのです。 そして変わりゆく街並みと 僕の時間を重ねて まだ僕の心が空き地になっていないことに 少しだけ安心するのです。

アルバイト

自ら変わろうとして変わっていく人。 環境の変化に影響されて変わる人。 変わらずにそのままの人。 変わらないまま変わる人。 誰もが毎日マイナーチェンジを繰り返す。 僕も少しは変わったのだろうか。

ストーブ

彼は孤独を感じれなくなったら音楽を作れなくなると言っていました。僕も同じです。僕は孤独を感じれなくなったら人間じゃいられなくなる。きっと、誰かに買われた電気ストーブの様に意識のないものになるだろう。

僕と石ころ

自分の思った通りに進まず ただイライラして待っているのは 道端に落ちている石ころと一緒だ。

時間の変化

目覚めても夢の続きがどこかで続いていくような 気持ち悪い昼の目覚めから始まり、 時間の感覚がやはり変わり始めたことを 不確かながら確信しました。 明日もはやぶさのような速さで 通り抜けていくのです。

雨から雪へ

季節の変化を告げるかのように 雨がまた雪に変わる。 それを駅のホームに立ちながら 遠くと近くを比べるように眺めると 確かに雪は連続写真の映像のように スローモーションだったのです。 僕はそれとなく街頭ビジョンに耳を傾けながら 喜びを感じるのです。

眠れぬ夜

眠れない夜に、眠れずにテレビをつけたらカラーの時代にモノクロの鉄腕アトムがやっていた時のことを思い出した。きっとまた眠れずに布団の上でカラスの鳴き声を聞き、営みが始まるのを、虚ろな目をしたまま感じるのです。

時間と距離と忘れ事

昨日と今日の僕は全くの別人 気圧が変われば 調子が変わり 会う人が変われば 話し方が変わり 世界が変われば 考えることが変わる 陽があれば トンネルが見え 夜になれば 出口が隠れる あとどれくらいだろうか

夢の中

夢の中で再会する人に何かぶつぶつと言われるのです。 僕が何か言い返そうとすると目が醒めてしまい、何も言えないのです。 夢と現実の世界はやはりどこか平行世界のようで 皆眠っているときは行き来できる。 ですが、僕はみんなが寝ているときに起きて 起き…