削る

削りたくない石ころを大事に大事に

ずっと削っているように演じるために

少しずつ削る日々が続くと

やがて石ころも無くなってしまうのです。

それでも磨くふりをしなければいけなくなると

次は自分の手を犠牲にしていくのだと

徐々に悟ったのでした。