自分の蓋

人に合わせれなかったり
どうしても自分の欲を表したかったり
夜、知らない景色を見に行ったりするのは
自分に蓋をしているからだと
角の掲示板は言うのです。
蓋をして閉じ込めたものを
いずれ取り出した時
そこにあるのは大人でしょうか
ハズレでしょうか。

日の出の街の空虚感に覚える哀愁が
街を照らすのです。
そして普段浮かび上がらない生活が
無数に広がっていくのです。