窓に写る反対側

色褪せ始めた朝焼けも遅くなり

また一日一日と冬が近づいてきては

心の衣替えが追い付かず

寒さのあまり焦ってその場を

走り去ってしまうことが増えて

また後悔が冬先取りで山積するのです。

ただ夜の変わらない街灯だけは季節を問わず

何かあるように思わせて来るので

一度足を止めて

忘れそうになったものを

照らしてくれている気がするのは確かです。