汽車

いつまでも走る汽車のような生活を

繰り返し繰り返し

追い抜かれる石ころたち

思い出した頃には離れた距離も測れない

太陽を経った一周している間に

気づけば夜と僕の関係が変わってしまって

失ったものも何なのか

土を掘り返しても掘り返しても

埋まってしまった場所すらもうわかりません