夏の遠雷

風吹けばすぐ左右に揺れる僕は

水を流し込まれるように人の変化に

圧倒されてしまったんだ。

変わらないことも変わることも

全ては等しく、そして必然に。

だとすれば、

僕の変わったことと変わらないことが何なのか

少しくらい教えてくれたっていいじゃないか。