非なる心のしみ

眼に映るのは

悲しみと哀しみだけ

 

どんな素敵な笑顔も

素敵な風景も

素敵な空気も

おいしいご飯も

僕の眼にはモノクロームになって

漠然と映るのです。

 

そして誰かが言うのです。

それは本当なの、と

 

今も変わらず

音楽が聴こえていることだけが

不変の事実なのです。