退路なし

眼に映る全てが後戻りのできない悪路に見えるのは

時代と年齢のタイミングだと思っていましたが、

年齢だけの可能性も、時代だけの可能性すらも

見えていなかった僕はまだまだ未熟物なのです。

そんな未熟者が勘違いで綴った言葉の種が

土に植えて水をやったら

全部じゃなくていいから

一つでも芽がでますようにと

虚しく白い壁に対峙して願うのです。