冷えた足先

整理のつかない思いと想いを

春先の蜃気楼のように浮かべては

ただぼーっとしているのです。

そうすると

段々といつもの寒さが近づいているのを

冷えた足先で感じて

時間が着実に過ぎているのを

実感せざるを得ないのです。